まだ寒い冬の季節です。奈良の山の春もまだ時間かかりそうで
す。ごつい名前の鎧岳と兜岳に登ってみることにしました。近く
には倶留尊山や住塚山などがあります。バスを利用しました。
近鉄の名張駅で1時間半ほどぶらぶらしていたので、だれてし
まいました。ガイドの通りに、新宅本店前で下車して歩きます。
川沿いに集落がありました。
現在の標高は390mです。楽した気分が少しあります。鎧岳
の案内があるので、その通りに歩きました。道案内はとても助か
ります。植林の山に入っていきました。鎧岳まで約2.5km。
うわぁ、植林の山は管理道がいっぱいで悩みます。困りました
が、正しく歩いているとたまに標識があります。静かな樹林帯、
花はありません。頑張って登りました。
12時になりました。894mの鎧岳山頂です。木が生えてい
ますが、展望がありました。倶留尊山や二本ボソが見えます。切
り開いてあるおかげで、枯草色の高原を見ることができました。
ふもとの田畑も見えています。
一度下って、今度は分岐から兜岳に向かいます。けっこう下る
から、また登るのがめんどうになりそうです。逢坂峠まで下りま
した。木漏れ日が差し込んでいます。先に進みましょう。
草木が多いところは違うと思ってどんどん進みました。すると
どんどん下っていきます。しかも山を巻いている感じです。これ
はおかしいです。
おかしいと思ってもさらに下りましたが、水が流れていたので
やっと引き返すことにしました。よく確認するべきでした。
逢坂峠近くまで戻って道を探します。細い道はあるけどこれで
しょうか。そちらに進みました。急坂になります。てっきり歩き
やすい道だとばかり思っていました。
正しい道は狭くてハァハァ息が切れる上り坂でした。ロープが
あります。休む時はしっかりと木をつかんでいました。やがてゆ
るやかになります。古光山と曽爾村が見えるようになりました。
展望のよい道です。
もうすぐピークです。まだ急なところがありました。岩場にロ
ープがついています。山頂に行くために登るしかありません。
苦労した甲斐があって、標高920mの兜岳に着きました。
大きな文字で表示してあります。展望がないのでそのまま下りま
した。こちらにもロープがあります。注意して下ります。
下っていると大きな岩がありました。この上を歩くのですが楽
しいです。振り返ってほんとに広い岩だと実感しました。昼寝し
たくなります。狭いけど土道になってペースが上がりました。
建物が見えてきました。目無地蔵にご挨拶します。そして車道
歩きになりました。案内標識があります。こんなところにバス停
の看板がありますが、使っているのか不思議に思います。
時間があるので滝を見に行くことにしました。東海自然歩道で
す。石畳の道がきれいです。横の川には水がどんどん流れてきま
す。水音が響いてきました。済浄坊の滝です。
素晴らしいですね。夏が楽しそうです。この上にも見事な滝が
ありました。絵になる景色です。滝を見にきてよかったです。
車道に戻って下っていきます。古光山が見えていました。
16時に曽爾横輪のバス停に着きました。バスが来るまで梅の花
を眺めました。道をよく確認して登らないといけない山でした。
|